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- 地無し尺八(伝へ手 竹挫) チャンネル -
本手の調
【ドキュメンタリー】5分55秒
伝へ手竹坐(Chiku ZA)が奏でる古典本曲が一つ、本手の調。
2018年11月撮影。
虚空
【ドキュメンタリー】15分21秒
伝へ手竹坐(Chiku ZA)が奏でる古典本曲が一つ、虚空。
2018年11月撮影。
心月
【ドローン空撮】10分28秒
古典本曲が一つ、心月。雄大な雲海とともに。
2018年11月撮影。
地無し尺八

尺八とは古代中国に由来し、日本で発達した笛である。長さが一尺八寸(約54.5cm)であったことに由来する。現在は一尺八寸以外にも様々な長さの尺八が作られている。
現在の尺八は内部を地(漆地、下地)を塗って、均等にしている。菅の内側に残った竹の節を削り取り、漆を塗り重ねることによって、管の内径を精密に調整する。そうすることで、音が大きくなり、正確な音程が得られるのである。
その一方、地無し尺八は文字通り、内部に地を塗らず、内側にある節の突起もそのままであり、正確な音程をとることができない。
その為、演奏者が音程を調整する必要があり、高い技量が求められる。地無し尺八は別名「古管」とも呼ばれ、古い時代の尺八の形を残している。古典本曲と言われる昔から受け継がれてきた曲群は地なし尺八で吹かれることが多い。地無し尺八はその性質上、同じ音色の笛は存在しない。その個性もまた魅力の一つである。
尺八はかつて虚無僧、普化宗に所属する人間しか扱えないものとされていた。地無し尺八の枯れた、侘び寂びのある音色は、去りしものたちの情景を当世に浮かびあがらせるのである。
→ 情報
虚空
心月
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